"ROCK'N ROLL DINASOUR" @Zher the ZOO

なんだかよくわからないメンツが集まったイベント。誰ファンなのか、かなり多くのお客が集まっていました。

[kiiiiiii]

1組目がkiiiiiii。1人はドラム、もう1人はキーボードとかいろいろな楽器を演奏しながらボーカルを取る、という女性2人組。ホットパンツ姿の健康的な2人の見た目、ぬいぐるみやらモールで飾り付けられたステージが目を引くkiiiiiii。コミカルでかわいらしいパフォーマンスでしたが、音としては別に面白くなかったかな…。パフォーマンスも僕はそんなに好きではなかった(この日のお客にはけっこう受けてたけど)。2人とも割とスタイルもよくかわいい見た目だったんだけど、そうじゃなくて「すごいデブ」とか「めちゃくちゃブサイクなおばさん」とかだったらもっと強烈なインパクトがあったかもしれない。

[PANICSMILE]

続いて2007年初のパニスマ。この日は新曲率かなり高めのセットで、「Fighting-Business-Disintegration」、「101 Be Twisted」、「Orange Juice」の3曲以外は全て音源になっていない曲でした。この日やってた曲の多くはおそらく今度の新しいアルバムに入ることになるのだと思います。ライブで聴いた感じだと、次のアルバムは5thアルバムのストレートでハードな路線とはまた違って、弛緩←→緊張が入り交じった独特な世界観があってかなり面白い雰囲気のアルバムになりそうです。ライブでは吉田さんの「ガールハント及びミドリのファンの方々、今しばらく我慢してください」との自虐的MCも飛び出してました。パニスマにとってはアウェー感漂うイベントでしたが、ライブの内容としてはここ最近見たパニスマのライブの中では一番よかったかもしれない。かなりよかったです。

[ザ・ガールハント]

で、次がザ・ガールハント。よく知らないけど、元テルスターの人がやってるバンドらしい。テルスターはあまりよく聴いたことはないですが僕の中では「ザ・下北」的なバンドにカテゴライズされておりまして、その後継バンドとも言えるガールハントも下北沢な雰囲気に溢れたバンドでした。とりあえずファンに女性が多く、声援が黄色かったです。そしてMCがアイドルバンドっぽかったです。音はBeat Crusadersとファン層がかぶりそうなポップでパンクなものでした。音だけ聴けば別に悪いバンドではなかったですが、なんか全体として苦手なノリでした。

[ミドリ]

ラストはミドリ。以前高円寺のUFO CLUBで見て以来2回目のミドリ。以前見たときのベースの人が脱退して、今はドブロクの人がサポートで入っているようでした。サポートとは思えない溶け込みっぷりでした。そんな新生ミドリですが、以前見たときと同じく圧倒的なライブでした。演奏はかっこいいし、ボーカルはセーラー服だし、ダイブするし。ラストは後藤まりこがダイブした客席に残ったまま歌う「POP」で締めでした。なんか、音楽の演奏を見た、というよりも一つの劇を見せられたような気持ちになるライブで、見終わったときはいつもドキドキしています。このバンドは普通に売れるんじゃないかなあ、と思う。