2020年ベストアルバム - pulse modulation

Mura Masa - R.Y.C. (Polydor/Anchor Point)

f:id:pulsemod:20201216144614j:plain:w300

イギリス海峡に浮かぶ小さな島・ガーンジー (Guernsey) 出身のAlexander CrossanのソロプロジェクトMura Masaの2ndアルバム。1stはあまりピンと来なかったものの、前作とは打って変わってインディーロック/ポストパンクな雰囲気が全開になったClairoとの先行シングルを聞いて一気に好きになってしまった。Clairo以外にもSlowthai, Tirzah, Ellie Rowsell (Wolf Alice) などがゲスト参加。

Yaeji - What We Drew 우리가 그려왔던 (XL Recordings)

f:id:pulsemod:20201216151956j:plain:w300

NY出身の韓国系アメリカ人・Kathy Yaeji Leeの1stミックステープ。アンビエントでふわふわしたトラックに英語と韓国語混じりのウィスパーボイスのボーカルが癖になる。ビジュアルのセンスもすごい。

Machinedrum - A View of U (Ninja Tune)

f:id:pulsemod:20201216151953j:plain:w300

現在はLAを拠点に活動するTravis StewartのMachinedrum名義の9th アルバム。初期のエレクトロニカ+ヒップホップな作風から中期のジューク路線を経て、今は自然にジャンルをまたいだ感じのスタイル。毎度ハズレの無い安心感のある音。

Jessy Lanza - All The Time (Hyperdub)

f:id:pulsemod:20201216152511j:plain:w300

カナダ出身のプロデューサー/ソングライター Jessy Lanzaの3rdアルバム。一聴するとJessyのキュートなボーカルが印象に残るものの、トラックも非常に洗練されている。

NNAMDÏ - BRAT (Sooper Records)

f:id:pulsemod:20201216151948j:plain:w300

シカゴのシンガーソングライター/ラッパー/ドラマー/ベーシストNnamdi Ogbonnayaのソロプロジェクトの最新アルバム。自らが主催するSooper Recordsからのリリース。R&B/ヒップホップ meets インディーロックと言った趣でよい。

Jean Dawson - Pixel Bath (P+)

f:id:pulsemod:20201216151945j:plain:w300

メキシコ出身LA在住のシンガーソングライターJean Dawsonの2ndアルバム。JeanのビジュアルやA$AP Rockyがゲスト参加していることからヒップホップ作品かと思いきや、90年代オルタナ/グランジの影響バリバリな歌心あふれる曲が詰まったアルバムでした。

Kllo - Maybe We Could (Good Manners)

f:id:pulsemod:20201216152508j:plain:w300

オーストラリアの従兄弟同士2人組の2ndアルバム。チルなダブステップ + 女性ボーカル。一部ではオーストラリアのThe xxと言われているとかなんとか。

beabadoobee - Fake It Flowers (Dirty Hit)

f:id:pulsemod:20201216152518j:plain:w300

フィリピン出身ロンドン在住のシンガーソングライター・Beatrice Lausの1stフルアルバム。The 1975で知られるDirty Hitからのリリース。アメリカを中心に最近多い90年代オルタナ/グランジリバイバルな女性シンガーですが、US勢と比べると、UKのシューゲイザーやブリットポップの影響が強いような気がする。